はらはらしながらページを捲った本であった。
学生時代に読んでおけば良かったと思う良本。
『嵐が丘』よりもこちらの本の方がすき。
『赤毛のアン』と比較研究されてもいるようで、アンファンとしても興味深い。
大円団の結末で本当にほっとした。
セントジョンと結婚してしまったら、暗い気持ちのまま本を閉じていたであろう。
セントジョンは本文中でジェインが述べていたとおり、ジェインを道具だと思っている。
よくもまあジェインの気持ちを聞かず、あなたは私と結婚すべきなのですと言ったことを言えるものである。最近恋愛結婚した自分としては、読み流せなかった。それとも当時のイギリスでは男性の言ったことは絶対だったのだろうか?(本文を読んでいるとそうとは思えないが)
やはり男性女性ともに、双方の気持ちが一致して結婚するべきだと、現代に生きる私は思うのである。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年1月5日
- 読了日 : 2016年1月5日
- 本棚登録日 : 2016年1月5日
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