江上さんご自身の銀行での経験に基づいて書かれた、銀行の合併に至る道や、同期の死を無駄にせぬべく、不正を糾弾するために、暴力団につながるフィクサーと、役員との癒着をつまびらかにしていく銀行内の反逆者たちの話。
リアリティがありつつ、義理や人情も熱く描かれていて、自分の会社員時代の宮仕えの気持ちを思い出した。
これからの日本は、どうか社内政治や裏金に集ろうとすることなく、誠実に会社や国を良くしていきたい気持ちで仕事に望む人たちばかりであってほしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
勉強
- 感想投稿日 : 2020年5月16日
- 読了日 : 2020年5月16日
- 本棚登録日 : 2020年5月2日
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