怪奇漢方桃印 いらんかね? 退魔封虫散

  • 講談社 (2020年7月8日発売)
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本棚登録 : 157
感想 : 5
3

やっと読めた!シリーズ第1巻!
やっと見れた!十二支のビジュアル!
(巻数表示がないシリーズにて、間違えて2巻→3巻→1巻と読んできた者です汗)

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桃源郷の管理人であり、かつお薬屋さんでもある桃さんのお話。
「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」のような展開ですが、桃さんのお薬は代金一律、しかも子どもにとってはなかなかの大金です。
しかも桃さんはたいぶ困っている人のところに現れますので、もしこの本を読んだ方が現実世界で桃さんに出会えてしまったときは「うわっ、自分、桃さんに出会うくらいヤバい状況なんや!!」と自覚できちゃいます。
桃さんと出会う前に、心構えできるのはこの本のうれしい効果ですよね。
(なんのこっちゃ)

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さて、このシリーズは通し番号がないため、わたしは間違えて2巻→3巻→1巻と読んできました。
それでもお話は十分、通じるのですが、今回1巻を読んだことで2・3巻の登場人物に載っていたキャラ全員にやっと出会えました。

今回のお話は、3話とも主人公の自業自得なところがあり、人を呪ったり、いなくなれ!と安易に願ったり、おもしろさをはきちがえて墓場で騒ぐと大変なことになるんやな…と学べる本です。
この主人公たちは桃さんと出会えましたが、現実にこんなことをした場合、桃さんに必ず出会えるとは限りませんので、それ相応の覚悟をもって呪いや悪ふざけをすることが大事です。
(なんのこっちゃ)

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このお話には干支が少し登場します。
わたしが子どもの頃はよく年賀状を書いていたので、毎年の干支は空で覚えていたものでした(遠い目)
しかし近年はその慣習も薄れ、子どもたちは「干支って何??」という子も多いかもしれませんね、、、

もうすぐ年末ですので、この本と合わせて干支のお話も読んでみると、このシリーズで干支が出てきたときに、「あっ、知ってる!!」とより楽しくなるかもしれません。

小学校中学年~読めるシリーズです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 廣嶋玲子
感想投稿日 : 2021年11月16日
読了日 : 2021年11月14日
本棚登録日 : 2021年11月14日

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