広瀬正・小説全集最終巻。
ショートショートや短編をおさめた1冊。
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5巻までは主に中編~長編なので、このシリーズを順番に読んできた身としては、短いお話ばかりの最終巻は、物足りなく感じました。
おもしろいお話もある反面、オチがいまひとつ理解しきれないお話もあり、著者が成長途中であったころのお話集のような趣でした。
著者の作品の魅力は、練り上げられた長編のなかにこそ、あるのではないかと感じます。
もっともっと長編を読んでみたかっただけに、永遠に失われてしまったその機会を想い、哀しくなりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年11月17日
- 読了日 : 2020年11月15日
- 本棚登録日 : 2020年11月12日
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