この絵本は「ふようどって言うのはね…」と、説明してくれる図鑑絵本ではありません。
あくまでも「ふようどのふよこちゃん」の暮らしと、ふようどたちから見た人間の暮らしを教えてくれる物語絵本です。
そのため、読み聞かせをしました小2の娘に「ふようどってなに?」と聞いたところ、「よくわからい」との返事でした。
しかし「ふようどのふよこちゃんて、どんな子?」と聞くと、「おならする子」とこたえました。
ふよこちゃんのおならに合わせて、植物がのびをする、というくだりがあるので、そのイメージが強かったようです。
ふよこちゃんたちの住む里山からは、人間がいなくなってしまったけれど、ふよこちゃんたちはしあわせに暮らしています。
結局、人間が自分たちのためによかれと思って用いたものが、水をよどませ、結局は人間自身を追い出してしまうのだな…と思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本・児童書
- 感想投稿日 : 2020年5月12日
- 読了日 : 2020年5月11日
- 本棚登録日 : 2020年5月11日
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