ふようどのふよこちゃん

著者 :
  • 理論社 (2005年9月30日発売)
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本棚登録 : 134
感想 : 16
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この絵本は「ふようどって言うのはね…」と、説明してくれる図鑑絵本ではありません。
あくまでも「ふようどのふよこちゃん」の暮らしと、ふようどたちから見た人間の暮らしを教えてくれる物語絵本です。

そのため、読み聞かせをしました小2の娘に「ふようどってなに?」と聞いたところ、「よくわからい」との返事でした。
しかし「ふようどのふよこちゃんて、どんな子?」と聞くと、「おならする子」とこたえました。
ふよこちゃんのおならに合わせて、植物がのびをする、というくだりがあるので、そのイメージが強かったようです。

ふよこちゃんたちの住む里山からは、人間がいなくなってしまったけれど、ふよこちゃんたちはしあわせに暮らしています。
結局、人間が自分たちのためによかれと思って用いたものが、水をよどませ、結局は人間自身を追い出してしまうのだな…と思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・児童書
感想投稿日 : 2020年5月12日
読了日 : 2020年5月11日
本棚登録日 : 2020年5月11日

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