読む価値なし。トヨタの変革は決して特殊な事例ではなく日本的でありその仕組みを踏襲すれば他の企業でも応用可能、と著者はいうものの実際は「企業の風土を作ることが必要」→「そのために会社の仕組みをつくりあげよう」→「必要なのは人材だ!」と妙な論法で結局マンパワーに話を集約させるのはいかがなものか。その上トヨタの成長への考察もなければ人材を育て上げるのにどのようなプロセスがあったのかも分からぬまま。トヨタの経営が知りたければ他の本を読んだ方が有益。全体としては居酒屋で「なんだかんだいってさぁ〜会社は人なんだよ!!」とくだをまかれているようでお寒い限り。結局トヨタを隠れ蓑に著者二人の経営論らしきものを好き勝手に語っているにすぎない。
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- 感想投稿日 : 2006年8月29日
- 本棚登録日 : 2006年8月29日
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