秋山兄弟 好古と真之 明治の人材はいかにして生まれたか (朝日新書 206)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2009年11月13日発売)
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「坂の上の雲」でお馴染み?の秋山好古・真之兄弟の日露戦争における軍事的功績や、育った環境、明治日本という背景を考察しながら「いかにして人材が生まれるのか」エピソードを中心に分かりやすくまとめる事が本書の主旨。

日露戦争のきわどい勝利、その勝因を無理にまとめれば人・物・金が絶妙のタイミングでそろったということだと思う。それは
・立身出世して世のため他人のために尽くせと教育された向上心を持つ「人」材
・下瀬火薬や無線機などの優秀な武器「物」
・高橋是清の不思議な縁で調達できた戦費「金」
である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2013年3月29日
読了日 : 2013年3月29日
本棚登録日 : 2013年3月29日

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