コトラーが教えてくれたこと 2

著者 :
  • ぱる出版 (2012年1月1日発売)
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感想 : 12
4

[読んだ理由]==================
第一弾が面白かったので。


[読んだ後の感想]==============
登場人物の過半は第一弾からの継続なので、第一弾を読んでからこちらを読んだほうがスムーズに読めると思う。

相変わらず読みやすくて内容も理解しやすかった。けどブラック企業のやり方との対比は、思ったほどは多くなかった。


[備忘録]======================


■第一章:CSR・なぜビジネスに社会的責任が必要なのか
企業が良いことに関わることは、従業員満足度につながる。自分の仕事が良いことに繋がってるって思えたら頑張れる。

これだけ情報化の発達した社会においては、汚いやり方の大半はバレてしまいますし、悪いイメージの企業に消費者はお金を払いません。関係当局に規制されるから、消費者にバレるから、と言った消極的な理由ではなく、積極的に「良いこと」に取り組むことがどれだけのビジネスメリットにつながるのか。


■第二章:セグメンテーション・顧客は誰なのか
エスノグラフィ:インタビューだけじゃわからないっていうか、インタビューしようと思い付きもしない顧客の「生活そのもの」を、実際に一緒に過ごして観察することによって知ろうという調査手法

「顧客」という抽象的なものではなくて、そこにいる一人ひとりの人間を先ず感じるべきだった。


■第三章:コーズ・どんな社会的課題を狙うのか
多くの企業で収益の9割は既存顧客からもたらされるというのに、プロモーション予算の大半を新規顧客の獲得に費やし、既存顧客の離反率は気にもしない


■第四章:マーケティングミックス・戦略の立案
普通のマーケティングが、物やサービスを売るのに対して、ソーシャル・マーケティングは「よい行動」を広げるためにマーケティングのやり方を応用する


■第五章:パートナーシップ・誰と実現させるのか


■第六章:マネジメント・どう実現させるのか


■第七章:エグゼキュージョン・戦略はどう実現したのか


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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 知識_経済・経営
感想投稿日 : 2013年8月11日
読了日 : 2013年8月11日
本棚登録日 : 2013年8月11日

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