『羅生門』は言わずもがな。『鼻』と『芋粥』はコミカルな書き方をしているが…私的にはいやな話だった。
『偸盗』はかつて読んで凄い衝撃を受け、感動したのだけど…内容をかなり忘れていた。しかし面白かった!
泥や埃の匂い、汗の匂い、血の匂い。
男の髭の感触、女の紙の感触。
地べたの冷たさ、人に皮膚の温かさ、
日本の小説なのに、こんなにも嗅覚や触覚に
訴えて来るものは珍しい。
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カテゴリ:
日本の小説
- 感想投稿日 : 2020年11月4日
- 本棚登録日 : 2020年11月4日
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