三国志 2 臥竜出廬の巻

著者 :
  • 偕成社 (2005年4月1日発売)
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感想 : 7

 朝廷崩壊のあとの混乱のなか、曹操は天下統一にむけて独走態勢には
 いる。それを阻止する袁紹軍。
 揚州の孫策も地の利をいかして力をつけていた。
 いっぽう劉備は荊州の劉表のもとに身を寄せ、不遇をかこっていたが、
 隆中に若き賢人・諸葛孔明の存在を知り、三顧の礼をもって孔明をむか
 える…。

 2巻に入っても、争いばっかりで人がどんどん殺されてばかりだし、
 特に曹操の残酷さには辟易してしまった。
 肝心の劉備は、戦にまけてばっかりであっちについたりこっちについたり
 なんだか、途中で挫折しそうになったのだが、諸葛孔明が出てきたら、
 俄然面白くなってしまった。
 漢王朝を開いた「劉邦」の軍師「張良」と同じように劉備のとって孔明は
 三顧の礼ももって迎える値打ちのある人物なのだ。
 3巻、4巻もわくわくだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 渡辺仙州
感想投稿日 : 2012年6月23日
読了日 : 2008年6月28日
本棚登録日 : 2008年6月28日

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