コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫 JA オ 6-20)

著者 :
  • 早川書房 (2013年3月29日発売)
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本棚登録 : 710
感想 : 87

西暦2231年。木星前方トロヤ群の小惑星・アキレスに住む
ふたりの少年リュセージとワランキは、終戦後の広場に放置された
宇宙戦艦に忍び込んで閉じ込められてしまう。

いっぽう2014年2月。北アルプス・コロロギ岳の山頂観測所で
太陽観測に従事する天文学者・岳樺百葉のもとには、赤茶けた色の
大根のような形をした巨大な物体が突如あらわれて.....

天空と時空を超えて、二つの時と場所が交差して織り成すファンタジー。

時空と天空が交差する絡みをわかろうとするのには
頭の中がぐるぐるになっちゃいましたけど(笑)

リュセージとワランキの二人の少年の、逆境にもめげずプラス思考で
前向きに立ち向かおうとするテンポのいい軽妙な掛け合いは
心地よくて楽しくて好きでした。

カイヤクがとらわれてしまった楔は、いったいどんだけ長いのかしら???
想像できるようなできないような.....不思議な不思議な大根です。(笑)

みんな前向きで一生懸命なのがいい♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年11月27日
読了日 : 2016年11月15日
本棚登録日 : 2016年11月18日

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