人は話し方が9割

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  • すばる舎 (2019年9月1日発売)
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話し方のテクニックも大切だけど、やっぱり一番大切なのは相手との信頼関係だなと思った。
相手が自分のことを信頼していなければ、
そもそも聞く耳を持ってもらえない。
「この人が言うなら…」と思ってもらえるように、テクニックよりもまずは相手からの信頼を得ること、信頼関係を築くことだなと思った。
信頼関係を築くには、まずは相手の話をしっかりと聞くこと。聞き上手になること。
誰だって自分のことに興味を持って、話を聞いてくれる人に対して悪い気持ちは抱かない。
そして、話を聞く時にもテクニックは必要なんだけど、
形だけを真似しても絶対にうまくいかない。
相手への敬意、相手の幸せを願う気持ち、相手に喜んで欲しい気持ち、
そんな気持ちがあってこそ、テクニックにも心が宿る。
そう思うと、多少不器用でも、口数が少なくても、相手への敬意をしっかり持って接していれば、それは絶対に非言語な部分でも相手に伝わるなと思った。
今回自分の中で特に印象に残っているのは、
「がんばれ」と言う言葉の使い所。
過去の経験で、自分が一生懸命頑張っている時に「頑張れ!頑張るしかない!」とさらに追い討ちをかけるように言われたことが本当に辛かったと言う思い出があり、
それ以来「がんばれ」の言葉には少しネガティヴな印象を持っていた。(あまり安易に人に言ってはいけない言葉だと思っていた)
だけど頑張ってるところを認める時に使う「がんばれ」は全然意味が違う。
「いつも本当に頑張っているね」と普段の頑張りを認めてもらえたらとても嬉しい。
改めて「がんばれ」について考えると、使い所を間違えなければ、それはとても相手を勇気付ける言葉になると言うことだと思った。
相手がどれだけ気持ちよく自分のことを話せているのか?
自分の聞く姿勢を意識して、
相手が求めていること、欲していることを第一に考えること忘れずに、自分自身も「話す」ことを楽しんでいきたいと思った。

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感想投稿日 : 2024年3月11日
読了日 : 2024年3月11日
本棚登録日 : 2024年2月18日

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