1は捨てる編、2は収納編という感じ。
2に捨てる話はほとんど出てきません。なので、2だけ読んで片付けを始めてはいけませんよ。
幼い時から収納の研究をし続けてきたこんまりさん。誰も敵うはずありません。
唯一TVの企画で片付けたタレントがリバウンドしてしまった、というエピソードが載っていました。これ春香クリスティーンさんの事ですよね。でもそれヤラセだそうです。
こんまり先生かわいそう…。
‐‐‐以下は本著とあまり関係ない話。‐‐‐
断捨離の方が好き、というレビューをたまに見かけますが、こんまり先生の考え方は断捨離そのものです。
断捨離をただ捨て続ける行為だと思い込み、捨てるのが快感になってしまっている人、こういう人は、物を増やし続けてしまう人と同じくらい未熟です。「捨てる」が目的になってしまっているから。
本来収納や捨てる行為は、「豊かな心、満たされた生活」を目指してする事。
なのに「収納したいから収納する」「捨てたいから捨てる」になってしまっている人が多い。
美しい収納優先で収納グッズをずらりと並べ、使わないものをぴっちり詰め込んだ家、人が便利に暮らす為に先人が発明した物を、減らしたいという理由で捨てた不便な家。
こんな家での生活が、本当に満たされていると言えますか?
「物を捨てたい!理由はわからない。自然破壊に繋がるけどそんなの知らない。」なんて貧しい心でしょう。
断捨離とは欲を捨てること、執着を絶つこと。ただ物を捨てる事ではないんです。
物を捨てるという非常につまらない欲に執着してしまっている人、もう一度考え直して下さい。
- 感想投稿日 : 2014年10月18日
- 読了日 : 2014年10月17日
- 本棚登録日 : 2014年10月2日
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