私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2014年4月15日発売)
3.51
  • (80)
  • (211)
  • (243)
  • (49)
  • (9)
本棚登録 : 2555
感想 : 206
3

・どんな本を調べても星座は88しかない。ところで星座も地球でいうところの国境線みたいに線引きされている。その線引きされた区画の中に必ず一つ、星座が含まれることになっているんだ。1930年に国際天文連合で決められたんだ。この時、定められたのは全部で89区画。89区画に、88の星座。星座が1個足りないだろう?それはそうだ。だって僕が盗んでしまったからね。

・月が星を隠すことを、星食という。厳密には、あの夜、星食によって南の冠座が隠れたわけではないが、月の明かりが星を消したのは間違いないだろう。

表題作以外はあまり物語に入り込めなかったけど、「わたしたちが星座を盗んだ理由」はロマンチックで切なくてわたし好みだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月8日
読了日 : 2023年8月27日
本棚登録日 : 2023年8月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする