とても刺激的な本です。読んでいて背筋がゾクゾクする文章が満載。さすがAppleの中で働いた人が書いた本だと感じることができると思います。
今まで、たくさんのApple本を読んできましたが、かなり具体的にスティーブジョブズやティムクックの行動、発言が書かれています。それを読めば、世界の最前線のスピードの速さ、正確さ、スケールの大きさ、とにかくすべてに圧倒されます。
スティーブジョブズにおサイフ機能があることの便利さを説明したが、「それはアメリカでは必要ない。はい、次の課題は?」と2.5秒で却下されたと書かれている箇所があります。それを読んだ瞬間、背筋に未だかつて味わったことのないほどの電気が走りました。僕らがおサイフだ、ワンセグだと延々と結論の出ないことを議論していることも、スティーブジョブズやAppleは、一瞬でカタを付けている。世界の最前線のスピードとスケールの違いに愕然としました。
今後ますますグローバル化が進むのは間違いありません。この本を読んで、ビックリしているようではダメでしょう。この本に書かれている世界なんて当たり前だ。そんな風に感じる事ができる自分になっていかなければ、未来はないと感じました。もう手遅れかもしれません。それでも最後の悪あがきと言われてでも、もがき苦しんで世界の舞台に飛び込んでいきたいと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年5月9日
- 読了日 : 2013年5月9日
- 本棚登録日 : 2013年5月7日
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