芸術とは「イマジネーションのコミュニケーション」。つまり、自分の感じたことを何とか相手に伝えようとする行為、また、相手の伝えようとしていることを何とか理解しようとする心の持ち方であるという。そして、こうした芸術的発想こそ、世の中の対立を排し、平和をもたらすのだという筆者の確固たる信念が全編を通して貫かれている。
...というか、そうした筆者の信念は、読者との問答を繰り返す中でどんどん深まり、最後の到達点として揺るぎないものになった、とも読める。まさに筆者と“イマジネーションをコミュニケーションしている”ような一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アートのこと
- 感想投稿日 : 2012年9月11日
- 読了日 : 2012年9月11日
- 本棚登録日 : 2012年9月11日
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