マツダとカープ―松田ファミリーの100年史―(新潮新書)

著者 :
  • 新潮社 (2022年2月17日発売)
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購入本
マツダが今一つメジャーになっていないのは創業家のいい伝記本が無いからだと考えていたので、こういう本の発売は素直に嬉しい。やはり波乱万丈の人生を過ごしている。

・退任後は短期間会長を務めた後役職を退くという不文律
・マツダポンプの後継がOKK
・創業者重次郎は向洋でイカの仕入れをする家の12番目の子供
・養子縁組で東屋に だが好きな事をやりたい為に解消
・井戸水をくみ上げるポンプの特許で一儲け
・共同経営者から会社乗っ取りに逢い49日警察に拘留される。
・ロシア政府から信管を受注 事業を急拡大させる
・新たな事業所を地元の向洋に見つけ、話をまとめ上げて大阪に帰ると役員の離反に逢う。会社を飛び出す。
・室蘭日本製鋼所から土地を探していると言われ、土地を提供 株式も50%日本製鋼所が持つ
・長男恒次は22歳の時に片足を失い不自由な体に。でありながら社有車を持たずタクシーを利用。
・東洋コルクを始業
・オートバイもいち早く開発・生産。その後バタンコに。
・戦争が始まり止む無く銃の部品を作らされる
・妹婿の村尾氏とそりが合わず親から暇を出される。
 外に出ても活躍するのは恒次だとの判断
・ボールペン製造で成功 松田精密工作所 その後のデルタ工業
・ロータリーエンジン開発リーダーの山本 労使交渉で”本当の親なら自分が食わなくても子供に食わせるものだ”と発言
・元は米国留学を得てマツダに副社長として赴任
 カープ球団の社長も引き受ける。
・12球団の中で一つだけオーナー企業でない球団
 マツダと松田一族で70%の株を保有しているが、親会社では無い

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スポーツ
感想投稿日 : 2022年5月29日
読了日 : 2022年5月29日
本棚登録日 : 2022年5月29日

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