選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子

著者 :
  • 文藝春秋 (2018年7月17日発売)
4.16
  • (68)
  • (66)
  • (26)
  • (2)
  • (4)
本棚登録 : 667
感想 : 79
5

月並みだが、大きな問い。

生まれてくる子供が障がいを持っていると分かっていても、生むという決断を下せるか?

そして、それでも尚、出生前診断を実施する意味とは何か?

当事者にはなり得ない立場となった私には、到底答える事はできない問いだ。

しかし、そういった当事者の周縁にいる人ではあるのだ。

誰もが、障がいを持つ子供を、何の心配もなく産める社会を目指すべきではないのか。

問いは深く、重い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 借りる
感想投稿日 : 2021年11月23日
読了日 : 2021年11月23日
本棚登録日 : 2021年6月19日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする