ドキュメント パナソニック人事抗争史

著者 :
  • 講談社 (2015年4月2日発売)
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感想 : 54
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新聞評で面白いとあったので買い求める。正直、ゴシップ興味。その意味で飽きずに読んだ。面白かった。
こんな立派な会社でもこんな変なことが起こり、それが長い時間も続いていく不思議。会社って変なものだ。

スピルバークを擁するMCAの株主となり、膨大なソフトを手中にしたのに、大阪のユニバーサルスタジオの経営を握るチャンスがあったのに、前社長の方針否定の理由だけでドブに捨てる莫迦社長。社内に幾らでも優秀な人材は居ただろうにね。
歴代の莫迦社長もまだ存命してるはずだが、本書を出版した講談社と聴取り取材と沢山の資料の読込みをした筆者を褒めたい。

最近、新聞紙上で東芝の不正経理の記事が続くが、何年か経ったら、東芝の暴露本がでるのだろうか。

追記
帯の「なぜあいつが役員に?なぜあの男が社長なんだ」というコピーは内容とはピントがずれていると思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年8月26日
読了日 : 2015年8月26日
本棚登録日 : 2015年8月26日

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