子育てに関するエッセイ。
シングルマザーでライターの著者と息子(小三〜小五)の日常が綴られています。
子育て関連の本はあまり積極的には読まないですが、なんとなく手を取ってみた一冊です。
日常の切り取り方がとても好きです。そして、作者の考え方や人間くささに好感がもてました。
作者や子どもの年齢が私自身の環境と似たところがあったり、ここ数年の話だということで新鮮さもありました。
作者の受け取り方もそうですが、それ以上に、生身の、今を生きる子どもの言葉や考え方がすごく刺さりました。
まだ色々な装飾やオブラートに包まれていない、偏見の少ない子どもから発せられる言葉に、読んでいて私もとても考えさせられました。自分の子が同じようなことを言ったらなんて答えられるだろうかと頭を悩ませました。
社会に溶け込む前の、その人自身の言葉ってなんて独特で面白いんだろうって思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年5月20日
- 読了日 : 2023年5月20日
- 本棚登録日 : 2023年5月13日
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