読み始めは気が乗らず、島を出るくだりや歌舞伎町の雑多な空気感にやられていましたが、p113あたりからジンジャー可愛い、と思い始め、虎人様に会いに行くというあたりからページを繰る手が止まらなくなりました。
「金星特急」と同じく「言語、熱帯、性、異種の者、国家規模」がキーワード。
砦の中の冒険譚は文庫1冊としてはちょうど良い分量で、花の今後が気になります。
可愛いジンジャーと恋仲になってほしいけど、赤ん坊もあっという間に大きくなってかっこよく口説いてくれてもいい。
でもフラグ的には虎人様が人間の心の機微やら習慣に理解を示して花を落とすのでしょうか。
金星に似た異種族のKY感が遠慮なくためらいなく描かれていますからね。
歌舞伎町の平和は花にかかっているといっても本当に過言じゃないみたいです。
続編、ありそうですよね。
手持ちが第2刷なので、恐らく売れ行きも良いでしょうし、はやく嘆きの処女花の妖怪砦譚その2が読みたいです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2015年7月5日
- 読了日 : 2015年7月5日
- 本棚登録日 : 2015年3月10日
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