うちの執事が言うことには9 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2016年11月25日発売)
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本棚登録 : 379
感想 : 17
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今回で第一部終了。
第二シリーズがまもなく開幕するらしくて、どんな感じになるんだろう。
何年後とか経ってたりするのか・・・?

花穎に、大学の友達が出来たことを知ってなんとも言い表せぬ嫉妬を持った赤目が可愛かった。
これまで唯一の友達っていう花穎にとっても自分にとっても特別なポジションだったもんな。
そりゃ醜い嫉妬心も燃えるわな。
でも、飲みに行って少し気分が和らいだかな?
花穎がまた来ようねって約束してくれたあたりで絶対機嫌良くなったはず。
で、初めて友達と飲みに来たってのもグッときてるはず(笑)
赤目の嫉妬心に橘が気付いてたのが少し意外だった。
妹の沢鷹ちゃん以外のことは本当に関心が薄いと思ってたからな。
案外変化に気付くくらいには赤目のこと見て来てたんだな。

今回、赤目と沢鷹兄妹との出会いという過去編と現在が交互に語られていくからなかなか読みづらい構成になってた(苦笑)
1冊使ってくれていいから、過去編は過去編でまとめて書いてくれると良いよね。
交互に書くのが絶妙に上手い人もいるけど、それは極稀。
高里さんは多分きちんとそのタイプでは無いだろうな。
1冊区切りの方が向いてる気がするわ。

花穎と衣更月の距離がまた少し縮まったかな?
懐中時計のチェーンを花穎が贈ったことでほんのり仲が更に深まったかなと。

第二シリーズもこんな感じでほのぼの続いてくれ~。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年9月11日
読了日 : 2017年9月6日
本棚登録日 : 2016年11月5日

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