六とん2 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2008年8月12日発売)
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本棚登録 : 181
感想 : 20

解説にもあるように、前巻は「アホバカ・トリック」が持ち味であり、ミステリというジャンルの中で個性を発揮していたと思います。

本巻はアホバカ要素が薄くなり、その分、人情とかSFとか絵のオチなど色々な要素が取り入れられていますが、単に薄味になってしまったという印象です。人情やSFとなると、他の人の方が長けていると思われるので、自分の個性を生かす作品作りをしてほしいものです。やはり、保険調査員ものの最初の3篇が、この人が一番個性を発揮できる形であるように思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2011年3月1日
読了日 : 2011年3月1日
本棚登録日 : 2011年2月18日

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