BLACK JACK (7) (秋田文庫 1-7)

著者 :
  • 秋田書店 (1993年7月1日発売)
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感想 : 34

【再読】
「皮肉なもんじゃ 助かりたいやつがみんな死んで…… 助かりそうもない人間が生きのびた……… それが人生かも知れんな」

今巻は「正義」と「人間臭さ」を感じたお話が多かった印象です。特にブラックジャックの復讐のお話はスカッとする一方、やはり人間の闇を感じて怖かった…。『灰色の館』でブラックジャックは「医者は人のからだはなおせても……ゆがんだ心の底まではなおせん」と言っていますが、まさにその通り。一番恐ろしいのは、どんな凶悪な病よりも、人間の持つ心の闇なのかもしれません…。

(特に好きなお話3つ)
『ふたりのピノコ』
『上と下』
『ハリケーン』

読書状況:積読 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月8日
本棚登録日 : 2021年8月8日

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