出訴期限

  • 文藝春秋 (2013年7月31日発売)
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本棚登録 : 52
感想 : 10
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デビュー作の『推定無罪』以来のスコット・トゥローだが、本作も『推定無罪』の際に感じたのと同じで、物語の終盤がとてもつまらない。トゥローはキャラクタ造詣や描写はうまいが物語構成がとても下手なのではないかと思う。本作も終盤に唐突に「本当にとても突然」全ての謎がいきなり分かったことになる。推理パズルや無いのだから、謎解きが徐々にされていく楽しさを読者に味わわせてほしい。これでは、伏線も何もあったもんじゃない。私にはトゥローは合わないようだ。たぶんもう読まない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2013年9月7日
読了日 : 2013年9月5日
本棚登録日 : 2013年9月7日

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