楽園の烏

著者 :
  • 文藝春秋 (2020年9月3日発売)
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本棚登録 : 1589
感想 : 157
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八咫烏シリーズの第2部がようやく始まった。が、なぜか人間界からのスタート。第1部も人間界との繋がりを描き出してから急速につまらなくなったので、ちょっと嫌な予感。それにしても20年の時が登場人物の性格を大きく変えてしまっているようだ。誰だっけ、というくらい別人のよう。本作では、第1部との関連性があまり高くないので、別物として読んだ方が良いように思うが、今後かつての登場人物たちが続々と出てくると思われるので、このギャップがどのように作用するのかは未知数。良い方向に振れることを祈る。いずれにしても本作は、頼斗の青臭さと雪斎の老練さ、そしてはじめのダメ人間さといったキャラクタになじめるかどうかが評価の分かれ目。まだまだ序盤である。今後に期待したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2020年11月10日
読了日 : 2020年11月10日
本棚登録日 : 2020年11月10日

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