罪を償うということ: 自ら獄死を選んだ無期懲役囚の覚悟 (小学館新書 み 11-1)

著者 :
  • 小学館 (2021年4月1日発売)
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感想 : 6
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LB級刑務所の中の人によるその住人の実態レポートは唯一無二でとても興味深い。被害者には過酷な話であるが、犯罪者は裁判の時はしおらしくしていても、本音では悪いのは被害者の方と信じて疑わない自己中心的なものが大多数である。また、それをベースにした死刑の犯罪に対する抑止力の議論は納得がいくものだった。それにしてもこれだけの書をものにできる著者は、もし犯罪を起こさねばシャバで一角の人物になっていただろうに。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2022年2月8日
読了日 : 2022年2月7日
本棚登録日 : 2022年2月8日

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