産霊山秘録 (ハルキ文庫 は 1-10)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (1999年10月1日発売)
3.82
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本棚登録 : 115
感想 : 14
4

他の出版社からも出ているようだから、読むならそっちにした方がいいよ( ´ ▽ ` )ノ
このハルキ文庫版、とにかく呆れるほどに誤植が多い(>_<)。
かなり大事なところでも堂々と誤植ってる(>_<)。
改行位置も無数に間違えているから、どれが誰のセリフだか、かなり混乱する(>_<)。
校正担当、これでよくクビにならないものだなあ(´ェ`)ン-…。


作品そのものとしては、伝記SFの祖としての貫禄、未だに面白さは衰えていない( ´ ▽ ` )ノ。
国家の裏面、隠された歴史、闇に生きる一族( ´ ▽ ` )ノ。
戦国史や幕末史について最低限の知識は必要だろうけど、単純に「ヒ」という超能力者の設定だけでもすごく魅力的( ´ ▽ ` )ノ。
山田風太郎の忍法帖と似て非なる楽しさ( ´ ▽ ` )ノ。

ただいかんせん、全体に急ぎ足な感(>_<)。
長い長いあらすじを読まされたような気がした(>_<)。
本来なら、各章ごと一巻の長編作品として書かれるべき内容・密度だったね(>_<)。


昔からSFファンだったのに、なんとなく敬遠していた半村良の初体験( ´ ▽ ` )ノ。
他の作品も読んでみたくなったけど、ハルキ文庫版はもうイヤだな(>_<)。


そうそう、高知弁で喋らない坂本龍馬ってのを、今回初めて見た(@_@。
じゃきとかぜよとか言わないと、龍馬の偽者みたいだね( ´ ▽ ` )ノ



2017/01/01

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年1月1日
読了日 : 2017年1月1日
本棚登録日 : 2015年8月15日

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