深く反省していたりふてぶてしく開き直っていたり、そもそも何の罪悪感も抱いていないように見えたり、いろんな死刑囚がいるなにわ拘置所。
各人の犯した事件の顛末も詳細に描きこまれており、社会派ミステリーとしても秀逸な本作。
両親の仇討ちを果たしてスター的存在となっている殺人犯・渡瀬の裁判も着々と進んでいくが、彼と主人公の看守・及川とのコンタクトの機会はなかなか訪れぬまま。二人の間にその後ふかく結ばれることになる関係は、冒頭からかなり期待をもたせるように煽られ続けている。
にしても、ほんと独特な絵柄。
モズだかスズメだかよく分かんないスズメ(>_<)
犬だか猫だかよく分かんない猫(>_<)
(以下続刊)
2021/07/05
#2130
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年7月5日
- 読了日 : 2021年7月5日
- 本棚登録日 : 2021年6月30日
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