タダ読み(3巻まで)( ´ ▽ ` )ノ
天才マジシャンだった祖父の最後の弟子・長見良少年を偶然発見したリーマン北條が、その才能に驚嘆し自分のところに引き取って(彼自身もこの業界じゃ素人なんだけど)世界の大舞台に立たせてやろうと決意する、っていう話。
てっきりマジシャン同士の異能バトルものになるのかと思いきや、道具の購入や地方営業等々地味なところから始めていく、リアルで丁寧な話運び。
また良少年がディスレクシアだという設定も重要で、この障害が単なる道具立てでなくむしろ本作最大の主題になっているところが重要。障害の有り様(彼にはどんなふうに文字が見えているのか具体的な描写があってとても分かりやすかった)や教育関係の受け止め方等きちんと取材して調べこんであって、いたく感心させられた。
構成や画力等アラも多いけど(特にマジックシーン、もうちょっと上手く見せてほしかった(>_<))、真摯でとても好感の持てる作品。
キャラ画、ときおりだけど小山ゆうのそれを彷彿とさせる。
(以下続刊)
2022/02/19
#2824
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月19日
- 読了日 : 2022年2月19日
- 本棚登録日 : 2022年2月9日
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