舞台は北条家の鎌倉幕府が滅び、後醍醐天皇による建武の新政の時代。16歳で陸奥守(むつのかみ)となり、奥州の統治をまかされた北畠顕家は次第に台頭してくる武門の棟梁足利尊氏との戦いを予感する。。。。
鮮烈でさわやかな読後感をもたらす歴史巨編。
歴史小説特有のもっさい文体がなく、現代小説のように読みやすい。北方謙三の歴史ものに興味を持っていたら入門には良いかもと思う。しかもこの著作1993年初版発行とは思えないほどに古さを感じない。この時代に興味なくても十分楽しめると思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史(その他)
- 感想投稿日 : 2012年5月31日
- 読了日 : 2012年5月31日
- 本棚登録日 : 2012年5月31日
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