20世紀における宇宙論の到達点がビッグ・バン理論であるのなら、本書はそれを前提としながら21世紀の宇宙論がどんな風になっているかを語りおろした、現代宇宙論入門書。広大な宇宙において、その構成比率で物質はわずか5%しかなく、大部分は暗黒物質と暗黒エネルギーで満たされているとう導入からして驚きであり、多元宇宙論・多次元宇宙論といったロマン溢れる内容が現代物理学によって提唱されつつあるという話は理解できずとも心躍らさせられずにはいられない。重力は電磁気力と違い、多次元にも影響を及ぼす力なんて仮説とかもう胸熱。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2013年10月26日
- 読了日 : 2013年10月26日
- 本棚登録日 : 2013年10月26日
みんなの感想をみる