「暗幕のゲルニカ」「楽園のカンヴァス」ほどに力を入れて書いてないと思うけれども、サラっと読めるし、それなりに魅力的。オスカーワイルドとビアズリーの退廃的な関係。姉の女優メイベルが病弱で才能のある弟に寄せる濃すぎる姉弟愛。メイベルはワイルドに対する憎しみの入り混じった複雑な感情。これに「サロメ」のサロメが熱望した愛するヨカナーンの首が捧げられるシーンがリンクして・・・。題材自体興味深いし、相変わらず、原田マハはその絵の魅力の伝え方がうまいと思う
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- 感想投稿日 : 2017年4月15日
- 読了日 : 2017年4月15日
- 本棚登録日 : 2017年4月15日
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