新装版 よろずや平四郎活人剣 (上) (文春文庫) (文春文庫 ふ 1-36)

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  • 文藝春秋 (2003年12月5日発売)
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弁と剣の腕は立つが妾腹で肩身の狭い平四郎は道場を作ろうと仲間と金を持ち寄るが、それを騙し取られてしまう。
しかし実家に帰ることもできない平四郎は「世に揉め事の種は尽きまじ」とよろず仲裁を行なうことになる。
不倫、結婚問題、強請りに集りを弁と剣(と兄の威光)で仲裁する手際、殺陣シーンの緊迫感が軽妙に書かれてあり、さらっと読める。
「当たり」の小説だと思う。
個人的には北見さんが好き。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2007年9月10日
本棚登録日 : 2007年9月10日

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