ダックス先生最後の授業: 阪神大震災をくぐりぬけて

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  • マガジンハウス (1996年4月1日発売)
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感想 : 2
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 こんな先生もいるのかと感動しました。ダックス先生こと鹿島先生の哲学?からくる『あのねちょう』を中心に、生徒やその父兄の成長が語られた話です。初め、『あのねちょう』ってどんな蝶々だろう?と思ったら、生徒と先生との交換日記?のような物でした。
 生徒達の普段の生活の事・阪神大震災の時やその後の生活のこと・癌・朝鮮人等に関する国際問題にいたるまで、ダックス先生の生徒達の周りには色々なことがあります。教師現役時代に取り置いた『あのねちょう』を、詳細に管理し、主要な部分をまとめた本です。
 こんな先生が私の周りにいたならば、私はどんな人になっていたのだろう?と思うのでした。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2004年11月14日
本棚登録日 : 2004年11月14日

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