心身を喪失する急病で死んだモデルのモリーの葬儀でかつての恋人だった作曲家のクライブとゴシップニュースの編集者のヴェルノンは再会する。クライブは自分がモリーのようになったら殺してくれるようにヴェルノンに頼み、ヴェルノンも交換条件でそれを引き受ける。 21世紀の訪れと20世紀の終わりをテーマとしたオーケストラの作曲に取り組むクライブは湖水地方を訪れ、連続レイプ犯の犯行現場に居合わせるがインスピレーションを守るためロンドンへ帰る。ヴェルノンはモリーの形見から有力政治家のスキャンダル写真を発見し、スクープに取り上げようとする。クライブは、ベルノンとの諍いや通報のせいで交響曲を完成させることができず、ベルノンは逆に不利な世論を誘導され出版社を首になってしまう。双方の行動を許しがたい狂気だと咎めあうクライブとヴェルノンは、アムステルダムで約束を果たすのだった。