新着レビュー

ブクログで話題になっているレビューです。長文のレビュー、熱い感想を読んで好みの本に出会いましょう!

新着レビュー一覧

ゆたかな人生が始まる シンプルリスト (講談社+α文庫)

ゆたかな人生が始まる シンプルリスト (講談社+α文庫)

感想・レビュー

Array もっと読む

自分も大概リスト魔な方だと思うけど、このリストは要らないわ~ってのが大半だった…

0
パレスチナ日記

パレスチナ日記

感想・レビュー

Array もっと読む

読了

読書は一冊だけでなく、関連したものと併せてく
反対のものや、広げてくものや、同じ人の別のものや、なんやかやとと組み合わせて読むのが良い

0
不格好経営―チームDeNAの挑戦

不格好経営―チームDeNAの挑戦

南場智子 2013年6月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

DeNAの創業者の南場智子さんの自伝。ユーモアあふれる文章が快調なテンポで語られ、最後まで一気に読み通してしまった。コンサルティングファームで経営者の相談にのっていた著者が、自分でやってみたら?と言われて一念発起、経営に携わる中で、壁にぶつかり、転んだり助けられたりしながら、著者もまわりのメンバーも成長していき、そして会社も成長していく様子が描かれる。

読み進める中で、次から次へと個性あふれる部下が出てきて色々な場面で活躍し、読み終わる頃にはDeNAの経営陣の一人一人の人となりに詳しくなってしまっていた。高い目標に向かってチャレンジする部下の背後に、能力を見抜いて抜擢し、見守っている南場社長の存在を強く感じた。上司と部下、というより、若い女性教師とやんちゃな学生たち、という趣だ。そして一人一人に注がれる愛情のこもった眼差し。本のどのページを開いても愛が溢れ出してくる。後書きに、長年アシスタントとして一緒にやってきた女性に完成した原稿を読んでもらったところ、電車内で号泣してしまったという話が書かれていたけれど、そりゃ泣くでしょうね。こんな愛のいっぱい詰まったラブレターをもらったら…。

0
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

村上春樹 2013年4月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

この話を簡単に要約すると、主人公の多崎つくるは、大学2年生のときに高校時代の親友たちから突然絶縁を突きつけられ、心に深い傷を負ったが、三十代の後半にさしかかり、もう一度過去のできごとの原因を探る旅(巡礼)にでた。そこでいろいろな謎が明らかになっていく。

ミステリーの形式をとってはいるものの、IQ84などと同様に、いろいろなことが象徴的にかかれている。ただ、自分自身、このような象徴的なものの意味内容を考えるのは不得意なため、単にストーリーを追うだけの読み方をしてしまった。ストーリーだけ追ってもとてもおもしろいのだけれど、大切なことを読み飛ばしてしまったような気がしてならない。ただ、最近読んだ、漱石の「夢十夜」との類似性がふと心をよぎったので、ちょっと書き留めておきたい。

「夢十夜」は、第一夜から第十夜まで10個の話からなる幻想的な短編集だが、特に、第三夜と第七夜と微妙に相似している感じがした。第三夜は、背中に盲目の子どもを背負って森を歩いているときに、子どもから'「御前がおれを殺したのは今からちょうど百年前だね」'といわれ、その途端、'百年前に一人の盲目を殺したと云う自覚が、忽然として頭の中に起った'という話。詳細は書かないが、つくるも同様に、(記憶にはないものの)人を殺してしまったという感覚にとらわれるシーンがある。

また、第七夜は、大きな船に乗っていたが退屈に耐えきれなくなり、ある夜、船から海に飛び込み、その瞬間やめておけばよかったと後悔するが、後の祭り。'無限の後悔と恐怖とを抱いて黒い波の方へ静かに落ちて行った'と、話が締めくくられる。この本でも、'航行している船のデッキから夜の海に突然一人で放り出された気分'という表現が2カ所、つくるの高校時代の友人のアカと、つくる本人が語っているシーンがある。ちなみに、つくるは「船は進み続け、僕は暗く冷たい水の中から、デッキの明かりがどんどん遠ざかっていくのを眺めている。船上の誰も船客も船員も、僕が海に落ちたことを知らない。まわりにはつかまるものもない」とそのときの恐怖心を語っている。

「夢十夜」はよくわからないまま、読み終えてしまったのだが、この「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んで、「夢十夜」の意味するところが、少しわかったような気がした。不思議な感覚である。

0
督促OL 修行日記

督促OL 修行日記

榎本まみ 2012年9月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

読書期間:2月1日,4日(通勤中)

二日間で読了。非常に読みやすい本であった。もともと、著者が書いていたインターネット上の下記のブログの内容に目を付けた出版社が売り出したもののようだ。
「督促(トクソク)OLの回収4コマブログ」 http://ameblo.jp/tokusokuol/

著者が、新卒で名の通った信販会社に入社し、コールセンターに配属されたところから話は始まる。コールセンターの仕事は、支払延滞顧客への督促を行うものだが、朝から晩まで怒鳴られ、脅され、謝る毎日が始まる。ストレスが蓄積して心を病んで次々と辞めていく同僚を見ながら、著者は自分の身を守るため、先輩の技を盗んだり、本を読んで勉強したりしながら、自分なりのやり方を見出していくのだ。一例として、相手が電話に出るなりいきなり「朝早い時間にお電話をして申し訳ございません!」と謝ってしまうという。これがものすごく効果的だったという。人間、先に謝られると警戒心を解いてしまい、怒鳴りづらくなるらしい。

ほかにも、1回怒鳴られると、1ポイントとしてカウントし、10ポイント貯まると。お菓子やジュースを買って小さなご褒美を自分に与えるという技も面白い。ポイントが貯まってグラフが伸びていくのが楽しみになり、一回も怒鳴られない日が続くとガッカリしてしまうという。怒鳴られるのが楽しみになるのでは、ストレスの貯まりようがない。

彼女は、現在300人のオペレータを支持して年間2000億円の債権を回収しているという。会社にとっては欠かせない存在になっているのだろう。このような誰もやりたがらない仕事であっても、いや、このような仕事だからこそ、極めれば、誰も追いつけない高みに達することができ、そこに自分だけの価値を付加していくことができるのだと感じた。

0
ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算

米澤穂信 2010年6月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

古典部シリーズ初見。地の文が面白い。

0
コレキヨの恋文

コレキヨの恋文

三橋貴明 2012年3月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

読書期間:2月5日~8日(通勤中)

通勤電車内で読了。
副題に'新米女性首相が高橋是清に国民経済を学んだら'とあるように、素人がその道の大家の指導を受けて、素直に実行することで成功を得る、というもしドラ路線の作品である。

主人公の女性首相の霧島さくら子は首相になったばかりだが、日本はデフレ大不況の真っただ中にあり、緊縮財政を説く財務省と積極策をとる補佐官の間で板挟みにあって疲れ切っていた。そんな中、就任パーティの場を抜け出し官邸の庭を散策していたさくら子は、桜の木の下でひげを蓄えた和装の老人=高橋是清に出会う。二人は相手が誰かも知らず、政治や経済について語り合い、さくら子は老人の話にヒントを得て、財務省の筋書きとは違う政策を実行していく。

驚いたのは、高橋是清の生きた時代が、今と大変よく似ていたことだ。リーマンショック、ユーロ危機vsウォール街大暴落。デフレ円高不況vs昭和大恐慌。東日本大震災vs関東大震災。そして頻繁に失脚する総理大臣…。そんな中で、7回も大蔵大臣、首相を務めあげ、日本を世界恐慌から脱出させたのが、高橋是清である。同様の経済不況にあえいでいる今こそ、高橋是清がとったデフレ脱却の手法が有効なのではあるまいか・・・と思っていたら、アベノミクスが掲げる3本の矢(大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略)はまさに是清が推奨している積極的な財政出動であることに、今更ながら気づいた。期待しながら見守りたい。

最後に登場する高橋是清の'恋文'が大変感動的であった。さくら子と未来の日本国民に向けて書かれたという設定なので、てっきり作者の創作だと思っていたのだが、編集者におれば、これは実際に是清が書き残したものだということだ。さらに、是清がさくら子に語った国民経済の部分についても、是清の著作がもとになっているという。圧倒的なリアリティの源泉がわかったような気がした。

0
新世界より (上)

新世界より (上)

貴志祐介 2008年1月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

しばらく前に図書館で見かけてまったくの先入観なしで借りて読んだのだが、久々にすごい傑作に出会ったという気がする。

舞台は1000年後の日本の関東地方。この時代、人々は昔の農村を思わせるコミュニティという単位で生活しており、全員が「呪力」と呼ばれる強大な念動力を当たり前のように使いこなしているが、そのあまりの威力ゆえに呪力が人を害することに向けられないように高い倫理規定のもと、攻撃抑制と愧死機構を遺伝子に組み込むなどして、厳密に管理されている。主人公はちょうど12歳の少年少女、呪力の萌芽が芽生えたところであり、その「正しい」使い方を学ぶための上級学校に進むところから物語は始まる。物語は早紀という少女の視点から丹念に書き込まれるが、そこで描かれる世界の深さ、広さが尋常ではない。コミュニティは八丁標と呼ばれる結界で外部から「悪いもの」が入ってこられないように守られ、子どもたちが呪力を「正しく」身につけることができるよう、都合の悪い真実を知らせないように厳重に管理されており、その一方でコミュニティの外ではバケネズミと呼ばれる人間並みの知性をもった生物が種族間での抗争を続けていたり・・。すべてが作者のイマジネーションによって作り上げられた壮大な虚構世界なのだが、物語の最初から最後まで破綻することがない。この筆力はさすがだ。

上巻では主人公たちが夏休みに、禁止されていた外部世界との接触を図り大人たちが隠していた世界の真実を知る冒険譚、下巻では、主人公たちが大人になった時期の話だが、上巻で描かれた外部世界との接触が原因となって血腥い大殺戮が展開されてしまう。いずれも描かれた世界の中では当然起こるべくして起こったように感じられる。最初に作者が作り上げた世界観の完成度が高いからであろう。

タイトルの「新世界より」は、ドヴォルザークの交響曲「新世界より」からきている。主人公の居住するコミュニティでは、ちょうど夕方の刻限に街中でこの曲の第2楽章'遠き山に日は落ちて・・'が流れるのだ。私が通っていた小学校でも夕方のたそがれ時に、下校を促すアナウンスとともにこの曲が流れていたのを思い出した。沈む夕日の物悲しさと曲調が妙にマッチしており、胸が苦しいような寂しさに襲われたことを思い出す。外部との接触を遮断し進歩することを放棄した、まさにたそがれ時のコミュニティの中で流れるこの曲を主人公たちはどのような思いで聞いたのだろうか。

あまりに壮大なので映像化は無理だと思っていたのだが、2012年秋にアニメ化されるようだ。期待して待ちたい。

0
いつやるか? 今でしょ!

いつやるか? 今でしょ!

林修 2012年3月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

受験生の息子に読んでみて、と薦められて手に取った。普段、自己啓発系の本はどれも同じように感じられ、ほとんど立ち読みで済ませていたのだが、この本はとても面白く、いい意味で期待を裏切られた。取りたてて書かれている内容が新しいわけではない。しかし、妙な説得力があり、ついつい没頭してページをめくってしまう。

第4章の'相手に「伝わる」言葉を探せ'のところを読んで納得した。著者は、自分自身で実際に体験したことや自分で考えたことを、借り物の言葉ではなく、自分の言葉で相手に伝わるように工夫しながら語っているのだ。そもそもこの第4章は'権威トレンドをとらえろ'という章題なのだが、この「権威トレンド」は相手が何に対して権威を感じるかという傾向のことで著者の造語である。聞きなれない言葉ではあるが、シンプルでわかりやすく、著者の言いたいことがよく伝わってくる。

さらに、予備校教師としての体験談も語られており、これがまた面白い。最初は数学の講師として採用されながらも、このままでは「普通の」予備校教師で終わってしまうという危機感から、戦いのフィールドを一番楽に勝てそうな現代文に変えて、そこで誰にも負けない努力を積み重ねながら、良い流れに変わるまで待ったのだという。'「普通」では、今の時代絶対にダメなのです。「普通」とは、いつでもほかの人と取り換え可能、そういう評価にすぎません・・(中略)・・研究に研究を重ね、これならほかの講師が足もとにも及ばない授業ができる、そういう確信を得ることができました'(P164~165参照) この確信を得た直後に流れが来た。東大を志望する生徒の特別コースで講義をしないかと打診を受けたのである。この流れを掴むことができたのは、雌伏の期間に'焦らず、腐らず、諦めず'に忍耐強く過ごしたからだと著者は確信を持って語っている。

息子は本に書かれているアドバイスのとおり、手帳を買って記録を始めたようだ。

0
武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)

瀧本哲史 2011年9月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

ディベートの考え方を個人の意思決定に応用すべく、具体的な方法が書かれている。逆に、細かい分析手法(ロジカルシンキング等)は思い切り省略されている。本書に書かれているのは、具体的に意思決定するための手順である。そして、この手順がまさにディベートの手法そのものなのだ。すなわち、ある主題に対して、賛成・反対のそれぞれの立場で問題点を考え、互いに徹底的に戦わせ、さらに審判として賛成反対のいずれが最善解であるか客観的な結論を出す。このすべてを自分の頭の中でやることにより、結論が強固な論理に裏打ちされたものとなり、自信を持って決断することが可能となるというわけだ。先にあげた、精緻な分析手法は、賛成・反対の立場で互いに議論を戦わせる際に必要となるはずである。単発的な思い付きだけで脳内議論を戦わせても、得られる結論は隙だらけになってしまうからだ。

本書では、MECE等の用語については軽く触れて紹介しているだけだが、さらに深く学び応用することで、本書の内容がさらに活きてくるものと思う。なお、本の帯には「20代に読みたい思考の教科書」と書かれており、学生から30代の社会人がターゲットとなっているようだが、それ以上の年代であっても遅すぎることはないと感じる。決断が必要なシーンは常に存在しており、年齢が上になるほど、その決断が周囲に及ぼす影響も重く大きなものになってくるからだ。自分自身、これまでのビジネス経験の中で経験的に体得してきたことが整理され、頭の中がすっきりした気がする。また、足りない点についてもわかった。本書の基本的な思考方法が自家薬籠中のものとなるまでは、座右において事あるごとに読み返したい。

0
なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

岡田斗司夫 2011年12月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

 この本は、評価経済社会を唱える岡田さんと著作権の第一人者の福井弁護士ががっぷり四つに組み合って著作権について語り合う対談本です。著作権入門とありますが、堅苦しいところは全くなく、岡田さんの鋭い「書生論」に対して、福井弁護士が真剣に向き合って回答を出そうとする中で、デジタル化が進展する中で機能不全を起こしている今の著作権の問題点と今後進んでいくであろう姿がおぼろげに見えてきます。特に、岡田さんのぶっ飛んだ発想が面白いです。私的複製が許される範囲として、'自分自身や家族が使うため'という法律上の解釈を逆手にとって、養子を1万人取ったらどうか、などという意見を突然持ち出して、福井弁護士が目を白黒させたり…。
 結局、岡田さんも福井弁護士も、よりよいコンテンツが出てきて欲しい、そのためにコンテンツ制作者が生きるために収益を還元する仕組みが必要だという点では同じ考えですが実現する方法論が異なります。岡田さんは、コンテンツそのものから金を得るのは無理、作品の利用はフリーにして評価経済などで作者を支えていく仕組みを別に作るべきだという考えですし、福井弁護士は従来の延長線上で、流通の中からうまく作者に利益が還元される仕組みを作っていこうと考えています。互いに考えは違うものの、相手の言うことを理解しようとする姿勢があるため、とても読みやすくまとまっています。

0
デジタルを哲学する 時代のテンポに翻弄される<私> PHP新書

デジタルを哲学する 時代のテンポに翻弄される<私> PHP新書

黒崎政男 電子書籍 2002年9月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

各テーマは興味深いが、突っ込んだ記述はほとんどない。逆に、最初の一冊には悪くないのかも。

0
女子学生会長 マッカーサー大戦回想記に目覚める!

女子学生会長 マッカーサー大戦回想記に目覚める!

初田景都 2010年12月 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

 古本で購入読了。
 以前、ネット上でこの本のタイトルを見た時、もしドラの二番煎じを狙うにしても「マッカーサー回想録」は斜め上過ぎると思ったのだが、期待を裏切る面白さで、2時間程度で一気に読み切った。

 舞台は私立の高専。入学する生徒不足により校長は高専を廃校して、系列の私立大学の工学部への編入を企てている。それを知らされた学生会長の麻衣は、理系の甲子園と言われる高専ロボコンで全国優勝を目指し、高専廃校の決定を覆すことを考えるが、周囲の反応は一様に冷たい。そんな四面楚歌の状態の中で出会ったのが「マッカーサー回想録」である。この回想録には、戦略、人心掌握術、演出術といった戦争に勝つためのエッセンスが盛り込まれている。麻衣は、ロボット部を立ち上げ、回想録に書かれているマッカーサーの教えを忠実に一つ一つ実行していく。マッカーサーが陸海空三軍をまとめ上げたのと同様に、OBや一般生徒をまとめ上げて賛同者を増やし、マッカーサーが巧みに宣伝を用いた戦略を参考に、地元の新聞を巻き込み・・・。このようにしてロボット部の戦いは高専のレベルを越えて大きく拡大していく。

 この場合の戦いとは、誰かを倒すことではなく、ダメだと思うあきらめの心や常識に縛られた既成概念との戦いだろう。回想録であるから、それほど整理して書かれている本だとは思えないのだが、そこから良くエッセンスだけを抜き出したものだと感心した。また、ロボコンということで、かなり専門的な用語も混ざっているが、説明が巧みなためかほとんど気にならずに最後まで読み進めたし、大会の決勝に向けてどんどんと盛り上がっていく感じは読んでいて楽しかった。
 なお、人間同士の関係に関する記述は、もしドラと同様でちょっと軽すぎ、普通はこんなにうまくいかないだろうという点もかしこに見られるが、ライトノベルだということを割り切って読む分には問題ない。

 以上、マッカーサーについては歴史の教科書で習う常識的なこと以外は知らなかったが、この本を通して、断片的にではあるがその人となりを知ることができた。実際はもとの本を当たってみることにしたい。

0
違国日記 3 (フィールコミックスFCswing)

違国日記 3 (フィールコミックスFCswing)

ヤマシタトモコ マンガ 2018年11月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Array もっと読む

今回も良かった

朝ちゃんがジタバタしたりぐるぐるしたりしながら少しずつ消化していく様は、苦しいけれどエキサイティング
失ってしまったから、騙されていれば良かったのに、見えてきてしまうものがある。
気付かずに大人になってから向き合う人も多い中で、突きつけられてしまうのは大変だろうけれど踏み出すチャンスでもある。
とってもおそろしいけれど心地よく眩しくもある。
一人の人間として立つことは苦しいけれど、だからこそ築ける関係がある。

時々挿入される槙生ちゃんの女子高生時代の風景も良い
大人にとっての高校生時代
わたしにもそうやって思い出す景色がある

そんでその流れでくる15話がとても好きです。
ヤマシタさんらしい、とてもるいいズレ感の塔野さん
とってもかわいいし3人の距離感がとても良くて何度も読み返してしまう
そしてがんばってる笠町くん

大人だって傷つくし、大人だってドギマギしながら生きてるわけですが
子どもみたいに甘えるのはむずかしいのだよな
手を伸ばせる相手がいるかどうかで
生きやすさは変わるのでしょう

次巻もたのしみ

0
ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部 舞台脚本 愛蔵版

ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部 舞台脚本 愛蔵版

感想・レビュー

Array もっと読む

あらためて、シリーズ全巻を読み返したくなる。

0
全1000件中 1 - 15件を表示