新着レビュー

ブクログで話題になっているレビューです。長文のレビュー、熱い感想を読んで好みの本に出会いましょう!

新着レビュー一覧

「その日暮らし」の人類学   もう一つの資本主義経済

「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済

小川さやか 2016年7月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

Living for Todayを生きる人々は逞しい。
決して恵まれている環境ともいえる中で、文字通りの意味で生きていく糧を探している。

216p
不安定で不確実な生活は、人びとに筋道だった未来を企図することを難しくさせるが、代わりに好機を捉え、その時々に可能な行為には何でも挑戦する大胆さをも生み出す。不確実性が不安でしかなく、チャンスとはとらえようのない社会は病的であるのかもしれない。

人間は本来みなLivingforTodayだったはずである。
「その日暮らし」であることの不安や焦りを低減するため、計画主義的で合理主義的な社会システムを構築し主流資本主義体制を生きてきたのだろう。
いま、日本社会は経済大国としての存在感を年々、日に日に失い続けている。
LivingforToday(その日暮らし)=負け組という価値観に縛られていて身動きが取れなくなってやしないだろうか。

今さら、この巨大な経済システムから抜け出すことはできないけど、これからの生活における局地戦においては「Living for Today」のマインドセットで生きていこうとおもう。
楽しんだモン勝ちですよね!

0
山月記 (乙女の本棚)

山月記 (乙女の本棚)

ねこ助 2020年4月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

山月記
2025.12.13

初めて高校生で出会った時は漢文のようで読みにくく、つまらなそうと感じた。しかし読み始めたら、どんどんストーリー展開に目が離せなくなり、またかえって漢字で書かれる堅い文に引き込まれた。
自分が思っているよりも能力が低いのにもかかわらず、プライドが捨てられない主人公。私も虎になるほどではないが僅かながらこの状態にあり、葛藤することがある。
月が印象的で、主人公の憧れのよう(孤独でも輝く)であり冷たい存在(ただ上から見下ろす)であるのが感じられた。

0
水滸伝 7 烈火の章 (集英社文庫(日本))

水滸伝 7 烈火の章 (集英社文庫(日本))

北方謙三 2007年4月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

 今回も面白かった。特に、関勝が魯智深の行動によって、自分の生き方に疑問を持つ部分と、時遷の自分の人生の振返りと後進のための行動の部分に心惹かれた。まだまだ仲間集めは終わっていないのかとも感じさせる巻だった。

攻防がどうなっていくのか、いつも読めない。それが楽しみだから、また次巻を読むのが待ち遠しい。

0
さよならジャバウォック

さよならジャバウォック

伊坂幸太郎 2025年10月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

久しぶりにハードカバーで買ったけど、思ってた程ではなかったなぁ。
なんか違和感を設定でどうにかしてるように感じたなぁ。

0
猫を処方いたします。5 (PHP文芸文庫)

猫を処方いたします。5 (PHP文芸文庫)

石田祥 2025年10月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

なにもかもが一時のものでしかない
ずっとはない
ずっとおなじではない

そばにいたものはなくなり
大切にしていたもののかたちさえ
変わっていってしまう

0
365日#Tシャツ起業家 「食べチョク」で食を豊かにする農家の娘

365日#Tシャツ起業家 「食べチョク」で食を豊かにする農家の娘

秋元里奈 2021年2月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

「AとBで迷って、どちらかを自分で選んで決めたなら、選んだほうを自分で正解にするしかない」…カッコイイ
著者はもちろん才能もあるのだろうけど、とにかく人柄がいいんだなあと感じた。

0
ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男 (講談社文庫)

殊能将之 2002年8月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

面白かった!
多くは語れないのがミステリ読了後のもどかしいところだけれど...
読者が騙されるようなトリックがあるだろうと注意深く読んだけれどやっぱり驚いてしまった。

なかなかない楽しい読書時間だった。

0
文庫 夜、寝る前に読みたい宇宙の話 (草思社文庫)

文庫 夜、寝る前に読みたい宇宙の話 (草思社文庫)

野田祥代 2025年6月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

表題の通り寝る前に読む本として。

宇宙の壮大さに、ほぇーっ となり自分がとてもちっぽけな存在に思えた。

作家さんじゃないので文章はイマイチなところもあったけど、全体的には楽しめた。

子どもでも読めそう。

1
帰れない探偵

帰れない探偵

柴崎友香 2025年6月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

独特の雰囲気。ふわふわしながら読んだ。
みんな仮名。漢数字シリーズや植物シリーズ?なんかおもろい。国もどこなのか?なんとなく想像はできるけれど。
どの話もよかった。またゆっくり読みたいと思った。

0
カフネ

カフネ

阿部暁子 2024年5月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

登場人物の抱えるものを自分も抱えている感覚。
愛情という美しい言葉のもとに、大切な人を追い込んでしまう現実。
そういったことが苦しくて、読みながら、度々泣いてしまった。
生きることは苦痛の連続で、それでも生きることは貴い。

人は本当に愚かで、自分の欲望や妄想のために心を悩ませたり、他の者を従わせようとしたりする。自分の正義は他の人にとっての正義ではないのに。

読み終えて、思うことは
ただ自分の愛する人が自分に正直に、自由に生きてほしいということ。
そして、自分自身もそうありたい。

0
一路 下 (中公文庫)

一路 下 (中公文庫)

浅田次郎 2015年4月23日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

参勤交代で中山道を江戸に向け80余人で出立。御供頭として一路と側役の慎吾はともに父親を同時に亡くしており、それは放火による殺害と毒殺という噂もあった。そんな中で後見役の蒔坂将監と国家老由衣帯刀らの謀反計画を知るが、道中では易者と髪結が共をしており、宿、山道、峠などの情報を逐次一路に伝達して無難にこなしていく、その困難と苦労に一路の姿(一生懸命)を読み解くのは楽しい。参道での出来事に謀反を見抜く為に「殿様はうつけ」なのかどうか、そんな噂が舞う中、宿、農民、関所などでの対応は「見せ掛け」とも取れる仕草などが伺える。面白いのは、馬同士の気持ちの想像の会話、お姫様の初恋行動、葱の特効薬など、参道後、大出世するのはその「馬」なのだ。本文で見つけた気になる言葉:「武士の面目は他聞他目にあらず。常に自聞自目に恥じる事なきよう生きよ」「武士たるもの一心大切にすべきは、先祖代々の勤めに他ならぬ。己が分限をわきまえ、過ぎたるも、及ばざるも、罪と心得ねばならぬ」「武士はたとい義理を欠いても職分をまっとうせねばならぬ」

0
ダ・ヴィンチ 2026年1月号 [雑誌]

ダ・ヴィンチ 2026年1月号 [雑誌]

ダ・ヴィンチ編集部 電子書籍 2025年12月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

毎年BOOK OF THE YEARをやっているらしい!
見ているだけで楽しい雑誌は久々。

0
こころ (大活字版岩波文庫 緑11-1)

こころ (大活字版岩波文庫 緑11-1)

夏目漱石 2025年10月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

こころ
2025.12.13

こころを読んでからずいぶんと経ったので再読。Kが死のうとしている伏線がたくさん散りばめられていて、あとから見返すと驚く。
恋は盲目というがまさにそれで、普段なら理性によって抑えることの出来る女性に対する行動が恋になると自分のことしか見れず抑えられない。
Kの死は先生があとから後悔することを見越した行動で復讐に近いものだったのかもしれない。
発行され当時読んだ方はどんなふうに感じたのだろうか。

0
緑十字のエース

緑十字のエース

石田夏穂 2025年11月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

これまでの作品同様話しは面白く読みやすい量だったが、いかんせんテーマの内容についての知識が自身になく理解がすんなり出来ないこともありました。

0
Newton (2025年12月号) (月刊誌)

Newton (2025年12月号) (月刊誌)

ニュートンプレス 雑誌 2025年10月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

AIは膨大な情報の統計的、確率的処理に基づき答えを出している。善悪の判断、功利的判断など課題もある。というより、そこまで求めるべきか。結局は人間の使い方次第

0
全1000件中 1 - 15件を表示