- Amazon.co.jp ・洋書 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9780099273974
感想・レビュー・書評
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ヘミングウェイはこれで3冊目だったか。残念ながら私はヘミングウェイとは相性が悪いようだ。この人の描く女性像がどうにも気に入らない。また、フレデリックはアメリカ人、キャサリンはイギリス人で、しょせん戦場となっているイタリアから見れば「外の人」だからなのか、どうもフレデリックとキャサリンの立場や関係が嘘くさい。つかの間の情事のつもりで始まった関係だから仕方ないと言えばそれまでだけど、従軍看護婦のキャサリンが色々フレデリックまかせなのも合点がいかないし、言われるままに流されていいのか!?と喝を入れたくなってしまうのだ。
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さすが。ヘミングウェイは最後の数ページが本当にすごいな。
題名や途中までの展開から、予想に反した終わり方で賛否両論はあるだろうが反戦小説としてはもっとも響く形なのかも。結局帰る家もなく、親とも仲良くはなく、仲間を失い、必死の覚悟で得た妻と子も失う。
戦争を経験したりしていたら号泣するのだろうな。 -
「武器よさらば」。アーネスト・ヘミングウェイ。
有名な作家による有名な作品。
高校時代に一度読んだことがあるが、そのときはピンとこなかった。
原書で読んでも、やっぱり?という感じで、あまり面白くない。
単なるメロドラマ。
ヘミングウェイといえば、男性的・マッチョ・クールというイメージだが、実際は、かなり女性的な性格だったのではないか。そんな気がした。