Goodbye, Columbus

著者 :
  • Vintage
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 5
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 8601404750113

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前に読んだことがあるのだけど、そのときは何か面白くなくて寝ちゃったので、再挑戦。今回は、すごく楽しんで読めた。

    ニューワークの貧しいユダヤコミュニティに住む二ールと、リッチなユダヤコミュニティ出身の活発なブレンダ。2人はひと夏の恋をするんだけど、ユダヤコミュニティの中での階級差、信仰の差、それによるアイデンティティーのぶれや、劣等感、優越感。プラス、かつてはユダヤコミュニティだったニューワークに増える黒人コミュニティとの関係や比較、シンパシー。夏の終わりに2人は一緒に生きる選択をするの?っていう短編。

    全然話の筋と関係ないけど、読むといっぱいさくらんぼとグレープフルーツを食べて、スポーツがしたくなるよ。

    コロンブスは、作中で直接的にクリストファー・コロンブスを表すわけではないのだけど、黒人少年が見つめるゴーギャンの絵とか、ニールと少年の「新大陸」たどり着く悪夢とか、色々つながっていきそう。

    そして、主人公の信仰心と、図書館前の朽ちていくライオン象も、象徴的で

    読めば読むほど、パズルみたいにはまっていく作品かなー。またしばらくたったら読んでみよう。

    グラディスおばさんのキャラクターがすごく愛嬌があって、大好き。

  • 卒論。

    年齢、伝統、宗教、性別、そして資本の差に翻弄される人々、その中で若い愛の芽はどこまで育つのか‥
    ゴーギャンはじめ、時代背景がモリモリの大好きな一冊。

全2件中 1 - 2件を表示

PhilipRothの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×