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- Amazon.co.jp ・洋書 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9780142414835
感想・レビュー・書評
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最近、あらためて読み直しているロシア系アメリカ人のPatricia Polaccoの作品。本作の日本語訳はない。
彼女は、現代に「昔話スタイル」を蘇らせている希有な絵本作家だと思う。それは、「昔むかし」から始まるわけではないが、自身の人生のエッセンスを大切に語り継いでいくスタイルだ。
これは、実在のVovaおじさんの思い出話。
クリスマスに次ぐキリスト教の行事Epiphanyの日に、親戚の大人と子どもで味わう、わくわく感と、おじさんの死と悲しみ、そして、後日のmiracleを描いている。
登場人物たちの表情やしぐさの描画は、言葉に出来ないほどだ。優しさ、せつなさ、悲しみ、喜び、叫び、驚き・・・「言葉」にすると、たった一言になってしまうが、彼女の絵はそれ以上だ。
誰かの胸に、何かを伝えるというのは、彼女のような作業がどうしても必要なのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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