The Secret Garden (Penguin Classics)

著者 : Frances HodgsonBurnett

• Penguin Classics (2002年2月26日発売)

感想・レビュー・書評

[oriduru1970さんの感想 · 2017年2月19日]

This is the most favarit book of Burnett. Mary, Colin, Colin`s father, the secret garden...There are many reborn souls.

[サイトムさんの感想 · 2016年3月6日]

よい話である。英語でよむと、ヨークシャー訛りがなかなか難物だが、thouの活用と動詞の変化、最後の音が消失するエリジョンをふまえていれば、まあ読めると思う。1911年で、20世紀初めの作品である。現実はマルクスやレーニンが指摘したような社会であったのだろうし、マンチェスターで育った著者には、fresh airへの憧れは今以上に大きかったのではないかと思う。子供が自ら変化する力をあつかっていて、前半はマリー、後半はコリンの話であるが、テーマは「生命」なのかなと思う。ベルグソンなどの思想も見え隠れするし、著者が暮らしたイギリスとアメリカの対比もあるのかなと思う。コリンがscienceについて言い出すところは、科学が希望そのものだった時代を思わせる。グローバル化に覆われている現在、ムーアの自然と生命に充ちた「秘密の花園」は、「地方」のよさを再確認させてくれる作品である。