Teaching ESL/EFL Listening and Speaking (ESL & Applied Linguistics Professional Series)
- Routledge (2008年10月15日発売)
本棚登録 : 8人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・洋書 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9780415989701
感想・レビュー・書評
-
少し前に読んだ、Nation先生の “Teaching ESL/EFL reading and writing”の姉妹本です。こちらの方は、Newton先生との共同著書のためか30ページ程厚くなっています(約200ページ)。
この本もまた当然ながら、第二言語・外国語として英語を教える先生たちのために書かれた本です。本書の特徴は、実践的であること、そして聞くことと話すことの技能を発達させるための比較検討された(balanced)授業構想を読者に提示することとのことです。そして、著者の二人は、英語を生徒たちに教え、英語教師を育ててきました。外国語教授の仕事は、大変なものであるが、価値のあるやりがいのあるものであり、そして彼ら(著書)の喜びであり、読者とその喜びを共有したいとのことです(序章より)。
本書は、多くの理論(先行研究)に裏付けされた実践例が紹介されています。和書でも、実践本は、内容が薄くて、あまり興味を持って読み進めることができないのですが、本書は、著者の狙い通り両方(理論と実践)がバランスよく(balanced)編集されています。平易な表現で書かれていて読みやすかったです。Reading/writingの巻と比べると厚くなった分、こちらの方が、科学的検証理論が充実されている気がします。また、両方の文献に共通することは、言葉は、言葉は情報伝達のための道具であること、そして学習者の流暢さを発達させることの大切さが強調されていたことだと思います。
両巻とも「ふむ、ふむ」と読み進めることができたのでお勧めです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示