Common Sense (Dover Thrift Editions: Political Science)

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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 8580001052175

感想・レビュー・書評

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  •  世界史で、アメリカのイギリスからの独立に際して米国民を一丸とするきっかけとなったと紹介されており、買ってみました。ちなみにたったの58ページ!!

     ですが、メチャクチャ難かったです!!

     世界史の授業では、当時英国と対峙する米国にあって独立派・王党派・中立派と別れているなか『何を言っているんだ、ピルグリム・ファーザーズが英国を捨て清きを求めて新大陸に来たんじゃないか、そうした気概や宗教的使命こそが我々の共通感覚(=common sense)ではないか。その感覚を今こそ思い起こそう』といって団結を促した、と教わりました。

     しかし、本当に難しくて精読した割には理解度は全体の20%程でしょうか(泣)分かったことと言えば、米国は絶対独立するべきだし独立は理に適っている、ということと、独立が神の意志に沿う的なことを言っていることです。

     難しさの原因は幾つかありますが、宗教用語が結構こんもり入っていまして、一見みたことある単語でも不安なものはいちいち調べて、確認しました。私が知らなかった単語も多くあります。Almighty(n) 全能者、なんて知りませんでした。
     次に英語が古いのが難しかった。アメリカ独立が1776年ですから今から200年以上前英語です。単語も古語が入っていますし、頻繁に倒置が使用され、かつプレーンな英語というよりやや気取ったような長い綴りの単語が多かったです。まあ日本語でも江戸時代の本を直に読んだらモロ古典ですから、当然だったかもしれません・・・

    ・・・

     本作を十分に味わい尽くすには、結局再読しないといけません。それまでに、今回見た古い英語やキリスト教用語にも慣れておかねばと思いました。
     他方で、(一部業界では)有名な著作を読破したという達成感は結構あります笑(理解できていないのにねえ)。それは良かったかなあと思います。あと、本作読後に20世紀の英語の本を読んたのですが、メチャクチャ読みやすく感じます!その点では本作、英語の高地トレーニング的な使い方もできるかと思いました笑

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