- Amazon.co.jp ・洋書 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9780552545648
感想・レビュー・書評
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登場人物はゴリラの親子2組。公園という1つの場所にいる4人それぞれの視点から見た光景には、同じ場に居ながらも全く違う光景が映ります。外套から花が咲いたり、木の葉が炎と化していたり、子供の影が母親の影に変わっていたり…。
何の変哲もない公園の1ページもそれぞれの視点を通すと心情風景となり、子供らしいファンタジー要素のある景色や逆に抑圧された心を表現した光景、怒りっぽい母親への皮肉も感じる描写など、細かな絵の仕掛けが盛り込まれています。全ページに仕掛けが隠されているため、ついストーリー以上にネタ探しに没頭。繰り返し楽しめます。
親子で仕掛け探しをしながら読み進めるのも良いかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
YL: 1.2
語数: 541
「こうえんで...4つのお話」として翻訳されました
2組の親子が登場します
1と組目は母と息子(チャールズ)
もう一方は父と娘(スマッジ)です
この二組は知り合いではありませんが、それぞれが犬を連れて公園に来ます
2ひきの犬は遊びだし、子供たちは知り合いになって遊びます
最後にそれぞれ親に連れられて帰るというお話です
これだけ読むと「は?それだけ?」と言いたくなると思いますが、これは4方からの視点で書かれています
母親
父親
息子
娘
それぞれの視点で書かれており、字体も変えて、それぞれの考え方や行動が書かれています
「真実は一つではない」
「多角的に見なくていけない」
ということがよくわかるお話です -
著者の大ファンになりました。
氏の絵から、文章にはされていない登場人物の心情がうかがえます。
少年が少女に会ったことで、どんより曇っていた空が、徐々に明るくなって、枯れ木に花も咲いていくところがいいですね。
少女に花を渡しているシーンなんかグッときます。 -
読み始めは「ん?」と思ったけど、全部読むとなるほどって感じ。
Picture Corgi Book by Anthony Browne
YL 0.8
語数 549 -
絵本て時々不思議ですね。絵の中心より脇側に注目したい本。