Where the Crawdads Sing (Movie Tie-In)

著者 :
  • G.P. Putnam's Sons
3.80
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 17
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・洋書 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780593540350

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 6歳の頃に母、兄弟、父に置いていかれ、食べるものもなく、助けてくれる人もおらず、学校に通えなかったため母からの手紙を読むことすらできない少女が一人で湿地帯で生き抜いていく話。
    人の温もりを求めないように生きていた彼女は、テイトという少年に出会い、彼との未来を想像し始めていた矢先に彼にも見捨てられる。

    一人でいれば傷つかないのに、人を求めてしまう彼女が何度もひどい目に合うのが見ていて辛かった。
    挙句の果てに殺人の容疑もかけられ、法廷に立つことに。

    ミステリーとしては、正直微妙。
    物語としては面白い。
    どんなメンタルしてるんだ。

  • 暴力的な父親から家族が逃げてしまい、たった一人残った主人公の少女が、極貧であるため地元からひどい差別を受けながらも、読み書きを教えてもらい、独学で沼地の動植物に詳しくなり、これをまとめた本を出版し、野の研究者として有名になっていく。やがて読み書きを教えてもらったが一時大学に進学したため主人公との関係を絶ってしまったが寄りを戻した男と夫妻となり同じ家で寿命をまっとうする。その間、差別ゆえの殺人容疑をかけられ、これを法定で競わなければならないが、少数の協力者に助けられ、無罪を勝ち取る。
    これほど孤独に耐え、差別に耐え、ひとりでぼろぼろの家で極貧生活に耐える姿は痛々しい。アメリカでも少しはずれた人間に対する村八分の扱いは日本以上に凄まじいかもしれない。

全2件中 1 - 2件を表示

DeliaOwensの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×