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- Amazon.co.jp ・洋書 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9780671727796
感想・レビュー・書評
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【概要・粗筋】
黒人女性のセリーは名も知らぬ男の元に嫁がされ、妻というより奴隷のような扱いを受け、愛する妹や父親に犯され産んだ子供とも離ればなれで孤独に辛い生活を送っていた。しかし、男勝りな義理の息子の嫁・ソフィア、そして、夫の恋人で歌手であるジャグとの出会いを通して、人間らしく生きる力を育んでいく。20世紀前半のアメリカ南部とアフリカを舞台にしたある黒人姉妹の半生を描いた日記・書簡小説。
ピューリッツァ賞、全米図書賞受賞作。1985年にS・スピルバーグ監督で映画化されている。
【感想】
教育をほとんど受けていない黒人女性の日記という形式であるため、文法やスペリングが独自で最初はややとまどう。対照的に教育を受けた妹の手紙はとても読みやすい。しかし、慣れてしまえば難しい単語もないので、読みやすい。
日記・手紙を通して、セリーの感情が豊かになっていき、夫アルバートとの関係に良い方向への変化が見られてよかった。とはいっても、ストーリーの展開は予想通りで、収まるところにちゃんと収まっている感じで、特に感動はしなかった。
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