Olivia Saves the Circus
- Atheneum Books for Young Readers (2001年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (44ページ)
- / ISBN・EAN: 9780689829543
感想・レビュー・書評
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今回はOliviaは学校で休暇にしたことをスピーチすることに。そのためか、部屋中とっ散らかしてアクセサリーなどを選び、ちょっとおめかしして登校する。
(Oliviaの部屋には、憧れの人なのか、エレノア・ルーズヴェルトの有名なモノクロ写真がかかっている)
さて、Oliviaは聴衆の前に出ると"花開く"(この、blossomという表現が本作では効いている)
何を話し始めるのかと思ったら、お母さんにサーカスに連れて行ってもらったという話。が、耳の感染症で団員たちはいない。
そこで彼女は代役で象使いになり、ライオンの調教師になり、綱渡り芸人、ジャグラーなどになり、空中ブランコまでこなし、トランポリンの女王として活躍。
「こうして私はサーカスを救いました。今やわたしは有名人です」
というでっちあげのスピーチをしてしまう。先生に問い詰められても事実と言い張る。
さて家に帰ってから。お母さんが「学校はどうだった?」と訊くのに対し、「よかった」と適当な返事をする。
「何をしたの?」とお母さん。
「何も」とOlivia。
ほんとに子どもをよく見ていると思った。というか、きっとOliviaにはモデルがいるのだろう。あまりにリアルすぎるから。子どもはほとんと嘘をついているという実感は(一方でわかっていながらも)なく、すぐに何にでもなりきってしまう。それが特に大人たちによって結果的に「嘘」と呼ばれる。そして親などからここを執拗に追及されると、人格が歪んでいく(笑)
ここでは真偽ではなく、別の論理が必要だ。
Oliviaの母は、娘をそれほど理解してはいない。教師もしかり。まあ、現実はそんなものだろうし、それでいいのかもしれない。逆に、あまりに物分かりの良い親や教師というのは、それはそれで気味が悪い。
本書が代わりに、Oliviaが誰にも邪魔されずに夢想できる聖域を確保している。
著者の、自身の母親への献辞にちょっと笑ってしまった。
「いつも、良かれ悪しかれ、わたしを励ましてくれた母へ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オリヴィアの部屋のポスターって、ダイアナ・ヴリーランド?
オリヴィアは作者の分身なのかな。生き生きしていて楽しい。 -
いまいち
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理解しやすい文章で書いてある。
絵本だけどオシャレなイラストブックみたいな印象を受ける。
ウィットに富んだ訳文を考えられたら素敵なんだろう…とは思うが、
英語のまま読むのが目的なので、そのまま受け取ることにする。 -
サーカスでオリビア大活躍。弟たちにパンケーキ焼いてあげるオリビア優しい
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S太朗4歳10ヶ月で読んだ本。大好きなオリビアの本だけあって、終始笑顔でした。
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オリビアちゃん、想像の世界でなんでもできちゃいます。
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おませな子ぶたちゃん、オリビアがホリデーでの出来事を学校で話すんですが…
「サーカス団が、病気になっちゃって…だから私、サーカスを助けたの!」
なんて話出すから(爆
今回も可愛かったです☆ -
11/3
オリビアシリーズ
サーカス団で大活躍・・・うそかまことか。 -
1冊目の方が個人的には好きだけど、サーカスやってるOLIVIAが、これまたかわいいです♡