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- Amazon.co.jp ・洋書 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9780743255479
感想・レビュー・書評
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ブッシュ大統領がイラク戦争を決断し、最初の大きな攻撃を仕掛けるまでの物語。
イラクに対して戦争をせねばならぬということが先行し、軍事計画立案が先んじていることに驚いた。軍事計画、そして戦争に向けて動き出すのを追いかけるように外交が進み、戦争のための理屈づけが動いていく。机上の理屈では、まずは政治・外交があって最後の手段としての戦争というのが常道なので違和感を感じる。
でも実際はどの戦争もそうなのかもしれない。今の時代、戦争に訴えててでも何かを実現する、という決意がどちらか一方にないと、最終的に戦争が始まることなんてないのかも。
アメリカ流の意思決定システムも実感できる。誰もがあくまでアドバイザーで、最後の最後まで自分の専門性に則ってアドバイスをするけど、最後に大統領が決断すればあとはその決断を確実に履行すべくエネルギーの向きを変えていく。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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