Lean In: Women, Work, and the Will to Lead
- W H Allen (2015年8月6日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9780753541647
感想・レビュー・書評
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今まで女性のキャリアについて悩んでいたこともあり、人生のバイブルにしたいくらい気に入った。
なかでも、キャリアを階段や、はしごではなく、ジャングルジムに例えていたのは新しかった。男性に比べて、女性は未経験の仕事が来たときに、断る確率が高い。そんなときは、自分に恐れがなかったらどうするだろうと考えて、ジャンプインしてみるべきだと訴えている。なぜなら、自分にPerfect fit な仕事など最初から用意されてないから。
また、家庭で活躍したい女性と家庭の外で活躍したい女性、どちらも尊重する一方、将来の世代のためにもっと多くの女性がリーダーシップポジションに必要だという一言も添えている。私は、やってもやらなくても、どちらでも良いよと言われた場合、やらないという答えを出してしまうことが多い。きっとそのような女性は他にも多くいて、その人たちが一歩踏み出せるように、あえてLean in という言葉を使ったのかもしれない。もちろん、男性が家事育児の職業を選択することにおいても同じことが言えると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
FacebookのCOOであり、二児の母でもあり、成功女性のモデルケースそのもの。でもそこに至るまでに経験した女性特有の悩みは私たちと同じで。今の延長線上に、彼女の生き方があると思うと勇気がもらえた。とりあえず今後に活かせるプラクティカルなアドバイスとしては、1.結婚相手には子育てに協力的(この表現もシェリルさんは否定しそうだけど。なんで女性の子育ては義務で男性の子育ては権利なんだって言ってた。どの国でも考えることは一緒だな。)な人を選ぶこと、2.出産しても絶対に仕事は辞めないこと(シッター代で一時的に自分の給料が飛ぶとしても、その後の昇進を考えると有利。)、この2点ですね。
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日本語版『リーン・イン』
女性がキャリアの中で持つよくある悩みについて書かれており、どのようなマインドセットやアプローチで臨めばいいかのヒントが詰まっていました。現状、日本においてはまだ女性が家庭と仕事を両立するロールモデルが多くないので、先人の知恵を他国から借りられる貴重な本だと思います。これからキャリアを歩み始める女性や、これから女性の部下を持つようになる男性が読まれると参考になる内容かと思いました。
刺さった文章
・ if you do please everyone, you aren't making enough progress
・ the upside of painful knowledge it's so much greater than the downside of blissful ignorance
・ the months and years leading up to having children are not the time to lean back but the critical time to lean in
・ long-term success at work often depends on not trying to meet every demand placed on us -
アメリカは日本よりもずっと男女平等が進んでいると思っていたが、格差や偏見は依然として残っている。男性の自分はこのような不当な差別をあまり受けたことがないので、当事者の立場になる必要性を改めて感じた。
日本はそのアメリカよりも遅れをとっていると考えると悲観的になってしまう。男女平等を掲げながらもそれを実現できていないもどかしさというか。
その点、著者はどんな逆境に負けず、リーダーシップを発揮したり、家庭とキャリアの両立をしてきた。強い信念があるからこそ実行できる行動力。 -
今まで会社のmanagement側に行きたいと思ったことはなかったが、少し考え直すきっかけとなった。
「怖がらなければ何ができる?」