A Brief History Of Time: From Big Bang To Black Holes

著者 :
  • Bantam Books (Transworld Publishers a division of the Random House Group)
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9789632756127

感想・レビュー・書評

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  •  書名の”A Brief History of Time”を直訳すれば『時間小史』とかそんな感じになるだろうが、『ホーキング、宇宙を語る』と言えば、あぁあれかと分かる方も多いのではないだろうか。故スティーヴン・ホーキング博士による、宇宙論に関する啓蒙書である。Forewordに”It has been translated into something like forty languages and has sold about one copy for every 750 men, women, and children in the world.”とあるが、計算したら当時で既に全世界で1000万部以上と、もう滅茶苦茶に売れまくったことになる。
     トピックは、近代までの人類の宇宙観の変遷から始まり、最新の研究である宇宙の時間発展モデルや超大統一理論、量子重力など。特に、ホーキング博士自身が多くの業績を挙げたブラックホールに関する章はやはりすごい。「ブラックホールから実はエネルギーが漏れている!」というホーキング放射は、本書を読んで初めて知り、非常に驚いた。ブラックホールって光すら逃げ出せないんじゃなかったのかよ、と。そのホーキング放射のメカニズムも、本書には(直観的なものではあるが)ちゃんと書いてある。しかも、本書には物理にはつきものの数式が一切登場せず、ホーキング博士のユーモア溢れる語り口も相まって、非常に読みやすい(英語も、単語は難しいものがたまに出てくるが、かなり平易な方だと思う)。

     以下、個人的なことになるが、僕が最初に読んだ洋書がこの本だった。2018年のことで、僕は高校2年生だったが、学校の図書館でたまたま見かけて手に取った。そして、この本を読み終わった後もしばしば洋書を読むようになり、今に至る。正直に言うと、当時は洋書を読めば英語の成績が良くなるかもという下心もあったのだが、洋書を読み続けている一番の理由は、最初に出会った本書の読書体験が素晴らしいものだったからだと思う。その意味で、個人的に非常に思い出深い一冊でもある。
     

  • 文系の自分でもわかりやすい!
    時間が云々とかブラックホールとか、粒子と反粒子の衝突とか……ノーラン監督映画のようなワクワク感。

  • 割と平易な英語で書かれているので読める。ただ、参照として出てくる図は分かりにくい。日本語で同分野を読むとより理解が深まるとは思う。

  • In memory of Stephen Hawking.
    Buy at Amazon on 11-Mar, 2018.

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